at the dawn

阿部顕嵐くん/天使でスターで王子様bot

Gimme the mic -顕嵐くん23歳のお誕生日によせて-

22歳の顕嵐くん、今年も1年ありがとうございました。

 

舞台7ORDERにはじまり、豊洲、上海、大分、ヒプステ、ファンミ、ラジパ、FFBE、デジタルショー、加えてYouTubeやFC動画、2枚のCDとアルバムのレコーディング……とにかくお仕事もりだくさん。特にコロナの影響が出る前までは、常に次のお仕事が控えているような、これまでにないほどにめまぐるしい1年でした。

 

けれど、今あらためて印象に残ったことを振り返ると、思い浮かぶのは節目節目に発せられた、言葉、かもしれません。

 

お誕生日の「人生初ツイート」にはじまり、Instagramのちょっとしたキャプションや雑誌のインタビュー、FCコメント、もちろん舞台やコンサートのMCなど。そのいくつもに何度も救われ、もっと顕嵐くんを好きになりました。

 

たとえば、ユリイカ巻頭を飾った際のインタビュー。

自身の肩書きを問われて、柔軟にいろいろな立場になりたいと伝えつつくれた、「僕は個人的にアイドルが好き」「アイドル寄りの俳優」「完全なるアイドルではないけれど、アイドルという部分は忘れてはいけない」「一生アイドルの部分はある」という言葉たち。(誌面のテーマを踏まえてとは言え)

 

Spoon 2diのヒプステインタビュー、「左馬刻のかわいいところを意識したい」は至言だったなあと、今でも思います。ハタチそこそこの男の子が左馬刻の役を渡されて「かわいい」と言えるのは、顕嵐くんの解釈の勝利でしかない。

 

顕嵐くんのファンになってからいちばん面白かった仕事こと日経WOMAN、「チーム内での自分の役割は?」に「華を添える」と答えたこともそうだし、「もちろん全員に華はあるけど、ここぞというときに存在感を発揮できる人でいたい」と言い切れる強さと、いつものごとく周りを尊重したコミュニケーションの取り方が、本当に好きでした。

 

年末のファンミ、れおの好きなところを聞かれて答えた10個目、少し考えてからの「愛がある!」は、彼が思う長妻怜央を端的に言い表していてすごくよかった。GIRLS CONTINUEでもよくネーミングが採用される話をしていたけれど、何気なく放つ言葉に絶妙なインパクトがある人だというのは、担当の買いかぶりではない、ような気がします。

 

今となっては奇跡のようだったFFBE生配信。カメラを射抜くまっすぐな目と、「この一度きりの冒険は、始まりであって終わりであり、細いけれど確かな光」という挨拶は、若く可憐な座長の未来を示すようでもありました。

 

いろんな表情を知れた城田との突然のインスタライブ、映画の話になるとテンション爆上げ言葉数6割増しくらいになった姿を見られたのが嬉しかったです。本当に好きなものの話をするとき、こんな風になるんだ。

好きな本にビートたけしの『アナログ』を挙げて、「心が透き通る」という感想を述べるのは、さすがにちょっとずるすぎる気がします。

 

城田にアイス送ってもらった翌日のインスタライブで「ハッシュタグは引っかかる言葉のほうがいい」と話していたのも、頼もしい一面でした。よくわからないことを口に出しても許してしまうのは、担当の甘さと言われればそれまでだけど、何事も恐れることなく無難にまとめないセンス、実はだいぶ期待しています。

 

7ORDERのインスタライブで、コメント固定機能を「ファンの人たちがトレンド入りさせてくれる仕組み」だと認識していたのはさすがに笑ったけれど、それは何の他意もない、彼のファンへの遥かな信頼にほかならないはず。

 

SNSでは普段ほとんどしゃべらないけれど、Sabaoflowerの配信とともにストーリーにUPされた「この声が沢山の人に届きますように」という短い言葉は、ちょっとぐっと来ちゃったなあ。 

7ORDER千穐楽を終えて、公式アカウントがUPした舞台写真に顕嵐くんと萩ちゃんだけ映っていなかったとき、すぐに「俺いないじゃん」とストーリーでツッコミのコメントをして、ファンの不安を吸収したことも、いい意味で驚いた言葉と行動の一つでした。

 

なにより大好きな7ORDER1周年のモバイルサイトのコメント、はちゃめちゃによかったんですけど有料サイトなので明かせないのがもどかしい……。

一つだけ書いても怒られないかな。まず、7ORDERができてからの1年のことを「ファンに対して想いが募る年だった」って書いてくれたこと。

 

彼の書き言葉でこんなに長い文章を読むのはおそらく初めてだったんだけど、内容は力強さに溢れているのに、そのすべてがあまりに温かくて穏やかで。こんなにじんわり沁みて満たされる言葉を紡げる人だなんて、知ってたけど知らなかった。

最後の2行はあまりにずるいです。愛されているとこんなにも強く感じられるなんて、私たちは幸せなファンですね。

 

編集の入ったものも入らないものも、顕嵐くんの言葉を受け取る機会が大きく増えた22歳の1年。

オトナの手が加わらない言葉を受け取ること、SNSを始めたこと、YouTubeやFC動画、はじめは不安も多かったけれど、そのどれでも裏切られたことは一度足りともないし、それどころかイメージを軽々と超えて、まだ知らない顕嵐くんをたくさん目にし、耳にすることができました。言葉が力を持つようになった世界を生きたことも、今となっては偶然ではないように思えます。

 

次の1年は、決して言葉数の多いほうじゃない君が、口にしたこと、そのすべてが誰にも邪魔されることなく、叶う年でありますように。顕嵐くん、お誕生日おめでとう!