はじめまして、Love-tune

※この文章はすべて私の妄想です。

 

この夏いちばん忘れられないのが、A.B.C-Zのバックのお仕事だったりする。実は。見る前から、きっと楽しいだろうっていう確信があった。この確信を抱いたのってすごく久しぶりで、それだけでうれしかったりもしていたし、実際、たのしかった。

 

でも。

 

冒頭から、手放しで喜べない、沸ききれない、ひっかかりがずっとあった。

それを1番感じたのが、揃いの衣装で円柱ステージの周りをまわるDREAMIN'。顕嵐くんの後ろを行進するメンバーを見て「だれ?」っておもって、しまって。

「だれ?」ってなんやって話なんですけど、それってつまり、私は顕嵐くんがLove-tuneであることを、たぶん受け入れられていないんだなってびっくりした。

 

私の想像の中では、代々木でA.B.C-Zのバックにつくとき、隣にいるのは違うメンバーのはずだった。2016年の今になって、あれほど見てみたいと願った景色をこのメンバーで見ることに、頭が全然追いつかなかった。

それは、らぶだから嫌、でもなければ、トラジャでやってほしかった、でもない。顕嵐くんがトラジャになったとき、周囲のメンバーを「だれ?」って思った、あの感じの再来というか(要は私の適応能力の低さの話、ともいう)

 

でもそのときは、隣にいるれおや萩ちゃんや安井さんを、メンバーとして認識できなかった。ここはどこ?なんで顕嵐くんはここにいるの?なんで隣に真田さんがいるの?

バカみたい、かもしれないけど。顕嵐くん以外のすべての景色に、強い違和感が拭えなかった。わかってるけど、わかれなかった。

 

そんな私の目を覚ましたのは、マスピだった。

 

代々木第一体育館のステージに、7人きり。安井さんの「よよぎーーーーーー!!!!」が、見たことのない声で驚く。そこそこ穏やかそうなえびの客席に向かう、ちょっと引くくらいのギラついた7人の眼差し。

 

ラストサビ、メンバーの背中を飛び越えて、先頭切って花道を駆ける顕嵐くん。細い体にまとわりつく、ゆるい布たちを連れて走る顕嵐くんの姿に、頭ぶん殴られたような気がした。

 

所属が変わるって、こういうことだ。

 

 

あの顕嵐くんはもう、完全にスイッチしていた。顕嵐くんの体の中にもうTravis Japanの存在はなくて、Love-tuneのメンバーだった。これから顕嵐くんに見ていくものは、今までとは全然違う。そのことにそこで初めて気付いた気がした。

 

※この文章はすべて私の妄想です。

廉トラストのサマステ、初日から割とずっと、顕嵐くんに対して向けられたネガティブな言葉を目にすることが多かった。私が最初に入ったのは、今思えば特に散々な言われをしていたうちの一つ、20日の朝公演。

確かに、パフォーマンスが100%じゃないのは誰の目にも明らかなほどだった。いやだとか、ちゃんとやれよとか、可哀想とか、そんなんじゃなく、あんな表情とダンスをする顕嵐くんを、私はたぶん見たことがなかった。

 

ぼんやりと、頭と心と体がバラバラになっている、そう思った。 顕嵐くんは、体調が悪ければそれを外に出すようなことは絶対しない。目の前の仕事に手を抜くこともない。それは絶対に、信じられる。

 

海人らぶすのサマステやりきって、はじめて尽くしのえび代々木を乗り越えて、雑誌の撮影だってもうらぶでしかやってない。そんな中でのトラジャのお仕事で。

Love-tuneでの振る舞いは楽曲に引っ張られるところが多いし、周囲のメンバーに引きずられていたところも大きかったと思うのだけど、改めてトラジャに戻ってパフォーマンスをする。けど、たぶんこの先ずっといる場所じゃない。何を求められているのか、とか、自分をどう見せるべきか、とか、どう振る舞えばいいのか、わかんないんだろうなって、そんな風に見えた。

 

もしかしたら、公演を重ねる中で顕嵐くんはその答えを見つけていたのかな。その途中経過がわからないから想像で喋ることしかできないけれど、それでも私が最後に見た、オーラスの顕嵐くんはすごく綺麗だった。

 

体力的にあんなにボロボロで、踊りなれた曲ですらふらふらしていたのに、最後まで笑顔でステージに立つ顕嵐くんを支えていたのは、気力でしかなくて。それは、Travis Japan阿部顕嵐であるという、矜持。

 

最後のIt's BAD、顕嵐くんの小さな手が押し上げる空は、もう未来だ、と思った。

 

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「来年はもうJr.大賞から卒業したい」

 

18歳のキミが、Jr.時代のもっとも長い時間を過ごした仲間の前で口にした言葉。

2015年は誰かがきっとデビューする、そう目されていたのに何も起こらずに終わってしまって、Jr.全体になんとなく閉塞感みたいなものが抜けきらなかったりする中で、ここまではっきり言葉にするのは、相応の覚悟と自信と勇気がなければ、たぶん難しい。

 

そしてそれを、口に出せる仲間がいるから、これまで歩いてきた道は何一つ無駄じゃなかったんだなっておもった。

 

 

18歳は、とても綺麗で、悩ましくて、気高い人だった。あの日、君の永遠の相棒とあんな風に笑い合う姿を見られて、思い残すことはなにもないよ。


19歳は、新しい仲間に囲まれて、誰より輝く笑顔で、世界中を幸せにする顕嵐くんがたくさん見られますよう。

 

阿部顕嵐くん、お誕生日おめでとうございます。