at the dawn

阿部顕嵐くん/天使でスターで王子様bot

ずっと浮かれていた1週間の日記

別にブログって公演の感想を残すためだけに書くものじゃないよなあとおもい、楽しかった10/13~の1週間の記録。

 

なんだかずっとたのしくて幸せで、常にからだかこころのどこかが浮かれてお祭りをしているような週だった。

そもそもは、金曜日に有給休暇をとって札幌に飛び、中学以来の友人とまるまる2日間を過ごしていたところからはじまっている。仲良くなったのは中学を卒業してから、でもわたしは中学を卒業して東京に出たからずーっと遠距離で友達をしていて、LINEは数ヶ月に1度、会うのは数年に1度というペースなので、実際のところ何を以て仲がいいのかはよくわからない。それでも私達はずっと無性に会いたくて、他に何の用もなくただ彼女に会うためだけに、わたしは札幌に飛んだ。

彼女は早い結婚をして2人の娘がいる。旦那さんと会うのは3度目なのだけど、よく考えると私はこの夫婦の馴れ初めをほとんど知らない。外では絶対に口に出せないような言葉も飛び交ってよっぽど赤裸々にお互いを知り尽くした間柄と思っていたけれど、そういえばまったくそんなこともないのかもしれない。

そんな2人の家ですることといえば、子どもと遊ぶこと、ミュージカルテニスの王子様を見ること。彼女は中学生にしてテニミュ1stの跡部様にハマりにハマり、公演が見られるわけでもない遠く北の地でDVDを丸覚えするほど見続けていた。当時もその後も、まさか自分が進んでテニミュを見ようと思う日が来るとは思っていなかったな…。

2日間かけて3rd立海と1st立海を見比べ、その合間に4歳児にポケットモンスターバイオレットの手ほどきを受け、おたるワインのシャンパンを飲み、イオンのもりもとで買ったケーキを食べた。もりもとと六花亭が当たり前にある日常を過ごせる札幌育ちの子どもの、なんと幸せなこと。初日の夜はトリトンで、2日目の夜は函太郎で寿司を食べて、お腹いっぱいで東京に帰った。

 

かなり遅い飛行機を取ったので、30歳の誕生日は帰りの山手線の中で迎えた。せっかく30歳だし何か振り返ったり書いたりしたい気持ちでいたけれど、特に20代という括りに感慨が持てなくて、どこにも何もまとめられていない。10年という単位で振り返りができるほど懐の大きい人間になれていないということが年齢に中身が追いついていない証左かも。

今年の誕生日は日曜だったので、ずっと行きたかった中華のオーダービュッフェに行って、何度も小籠包をおかわりして、はち切れそうなお腹を少しでも空かせるために新宿中を歩き回ってウィンドウショッピングを楽しんだ。でも何もその日は何も買わずに、幸せなまま家に帰ってぐっすり寝た。

 

月曜日は朝から猛スピードで仕事をやっつけて定時にオフィスを出て、渋谷に走った。整番がきっちり切られたスタンディングのライブなんてあまりに久々だったし、2時間15分という公演時間に慄いて柵前をいかに確保するかに全力を注いでいて、そこで10代の頃と30歳を迎えた今の違いを大きく感じてしまったかもしれないね…。

ひろのの口調から悲壮な最期を迎えるなんて思ってはいなかったけど、最後最後というからには何かしらあるのだろうと覚悟をしていたのに、蓋を開けてみれば盛大な嘘だった(ひろのに言わせれば「インディーズラスト」だから嘘じゃない、ということだけど)。あのひろのが、あれだけの人間を前に大嘘をつくほど、みんなに騙されて驚いてほしかったのだなと思うと愛おしくてたまらなくて、何よりMajor Debutの文字の眩しさとBimiが終わらない安心感で引きつけを起こすほど泣いた。

オープニング、出てきた瞬間あまりにひろのがかっこよくてかわいくて輝いていて、それは自分が主催するイベントに友人が揃ったことへの誇らしさみたいなものから来ていると思っていたけど、今思えば、あれが「デビューが決まった人間の顔」で、わたしはそれを顕嵐くんじゃなくてひろのに教わるだなんて思ってもいなかった。

そしていつか絡んでいるところが見れたらって思っていただけの2人がO-Eastで並んでツインギターボーカルをする日が来るなんて、人生本当に分からなくておもしろい。

目の前でメジャーデビューが発表されてデビュー曲を世界で最初に聞けて、フロアの外に出たら廊下と階段が一面デビュー曲のポスターに貼り替えられているなんて、そんな、そんなドラマみたいなこと。一生忘れられない思い出をもらえて、それだけでBimiくんには感謝してもし足りない。

そうして浮かれたまま出張に向かって、でも行きの新幹線でもずっとツイートや写真見ながらふわふわと高揚していて、東京に戻って迎えた19日の朝。友達とのLINEを見ようとスマホを開いたら、珍しい時間に珍しい人、もといFCからのメール。そしてツイート通知。

年齢が年齢だし、開く前から想像はついた内容だったけど、ツイートとFC、そこに書かれた2つの文章を読んで心がほっとした。出会ってからまだまだ知らないことばかりだけどそれでも、自分の気持ちと周りの人を大切にして、すこやかにのびのびと歌っていてほしい人だから、君の生きたいように生きてくればそれが絶対にいちばん良い選択だと思うから、勇気を持って言葉で伝えてくれたことがとてもうれしかった。素敵な文章とお祝いする友人たちを見て、温かくてうつくしい人柄を改めて窺い知れて。

わたしが人生の選択に迷ったり決断したりするのと同じように、彼も彼の人生を自分で選んで歩いていると感じられて、そんな人を応援できていることが嬉しい。

 

日々いろいろな山場が合ったり、あれ今週なんかぼんやり過ごしちゃったなあと思ったり、そんな繰り返しで毎日は過ぎていくけれど、この1週間は特にわたしの人生において印象的な出来事が多かったので、その気持ちを忘れないように残しておきます。