入所5年目のビッグニュースと言えば、間違いなくユニット移籍でした。
ここ数年のJr.のユニットで、解体や掛け持ちや編成替えでなく、明確に現存しているユニットからユニットへの完全移籍を遂げたのは、たったひとりだけ。
ある日雑誌のたった1ページにその事実が示されてから、顕嵐くんの4年間がまるでなかったかのようにあっさり消えてなくなってしまったようで、こわかった。
誰が決めたかなんて知らないけれど、理由がどこにあるにせよ、4年間いた場所をこんな形で離れること、この状況でらぶに加入することにどれだけの覚悟が必要か、それは私達には測れないほど、だとおもう。
彼しか知らない『移籍』の重みって、きっとある。
「でも、僕の性格は変わらないですよ」
「昔から、変わらない人でいたいなと思ってるし」
顕嵐くんは、変わったよ。たくさんたくさん変わった。
どこよりも変化のスピードが早い場所に立って、たくさんの環境にさらされて、追い風も向かい風も知ったよね。
それでも顕嵐くんはその努力と華と人気で、どんな言葉にも負けずに、少しずつ少しずつ歩みを進めてきた。
そんなれおれおと対照的な顕嵐くん。自分がどう見られてるかをもう知ってて、その上でどう振る舞うべきかを迷いながら、それでもセンターに立つための圧倒的な説得力を、手にするしかなかった人。オレはやれる、つかめる、ってどんどん先に手を伸ばそうとしていた人。
— 水母 (@_stomp_in) 2016年5月22日
アイドルである彼らはいつだって、強い力に揺さぶられて、巻き込まれて、前に進んでいく。
置かれた場所で咲くだけがすべて。そういう生き方に、顕嵐くんはきっとめちゃくちゃ向いている。なぜなら、自分を誰とも比べることなく、自分の力だけを、時に無根拠にすら信じ続けられる人だから。それは断言できるし、出会った4年前から変わらずずっとそう。
もちろん、自信の裏付けとなる努力は充分に重ねているひとで、ただそこに対して、「いけるっしょ!」って根拠なく信じる力がすごく高い。
そういう顕嵐くんの、バカみたいにかっこいいところが好きだ。
もう顕嵐くんのダンスに期待する日はこないだろうなあって思っていたのに、マッチ武道館はこの4年間の顕嵐くんでいちばん美しかったし、えびSLTの橋本ソロと大阪最終日のFaFが本当に本当によくて、
ここにきていちばん良いと思えたことがダンスだったから、未来には何が待ってるかなんてわからないよね。
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“変わってゆくことをなぜ 僕らは恐れるのかな
変わらないものを笑うくせに”
できるだけ / 嵐
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こんなにいろんな、いろんな状況(状況としか言いようがない)に置かれても、アイドルでい続けてくれて、指先まで美しく踊っていてくれてありがとう。いつまでも変わらない顕嵐くんが、好きです。
5年目の顕嵐くんのファン、本当に本当にたのしかったよ!
入所6周年、おめでとうございます。