どうしたって思い出すのは、2018年3月27日。不穏な噂を裏付けるようなイレギュラーな光景とか、幕が下りた瞬間「ヤバい」って血の気が引いて同担と頭抱えたこととか、終演後の重い空気が流れる新横浜の居酒屋とか。
いつもと変わらないだいすきな顕嵐くんでした、ジャニーズJr.祭りお疲れさまでした!
— くらげ (@_stomp_in) 2018年3月27日
↑これは事実かつ本心だけど、この日の感想がこれしか残ってないのはマジですべてをぶん投げたツイート
とりあえず当面事態が好転することはないな、と割り切ったつもりでいて、そのまま8ヶ月。歌って踊る姿を直接見ることのないまま、私はJr.担じゃなくなった。
その時も含めて、顕嵐くんの未来を疑ったことは、本当に一度もない。本当に。むしろ干されてから、事務所を辞めてからのほうが、それまでより強く「顕嵐くんなら大丈夫」と思えていた気がする。
だから、思い出すのは、悪い展開しか想像できなかった2018年の初春。あの得体の知れない不安に蝕まれていた日々と、その総決算みたいだった横アリを思うと、デビューアルバムが手元にある今が、さすがに感慨深い。
メジャーレーベルから、CDデビューしちゃったよ。あの頃、のどから手が出るほど欲しかったCDデビュー、掴んじゃったよ。どれもすごく良い曲で、聞いてて飽きなくて、たくさんの人に胸張って自慢できるし、もっといろんな人に聞いて欲しいんだ。
思い描いていた未来とは、違う。それでも確かに愛したいと思えるのは、これが「選択肢を制限されて、仕方なく選んだ未来」じゃないと、彼らが100%信じさせてくれるから。
顕嵐くんが思うままに歩み、悠々と心を飛ばすことができているなら、そこには――敢えてこういう言い方をするけれど――ジャニーズ事務所でのCDデビューと変わらない価値がある。
安井さんが話すように、メジャーレーベルからCDを出すことで、数字を意識したりしがらみが生まれたり、これまでになかった大変なことがたくさん待ち受けていて、そこに(おそらく)けっこう手薄な体制で立ち向かっていかないといけなかったりして、割とここからが修羅だったりするのかもしれないけれど、それでも、やっぱり。
自分たちの手の届く範囲を離れて、たくさんの人に支えられ、逆にたくさんの人の生活を背負う、日本コロムビアのアーティストになったこと。その道を自ら選び、歩き出したこと。どこまでも誇らしく、嬉しい未来です。
7ORDER、CDデビューおめでとう!そして、ありがとう。
顕嵐くんが選んだ道、7人で見せてくれる景色が、この先もっと輝かしく希望に溢れますように。